チェロ

各所寸法は以下の通りです。(単位は㎜)

【新作小型チェロ】
ニス塗りからしばらく時間が掛かってましたが
「A.Stradivari “Saveuse”1726」モデルの小型チェロが完成しました。

オリジナルの横板はもう数ミリ高いのですが、演奏性を重視して現在の寸法に。
また、弦長は標準より15㎜短めです。

胴長 728
アッパー 337
センター 233
ロアー 420
ストップ長 390
ネック長 274
横板高さ(ネック) 113
(エンド) 118
弦長 675

「百聞は一奏に如かず」、弾きやすさと鳴りの両方を求めている方は是非一度試奏してみてください。

久しぶりにチェロを作りました。

めっちゃ大変でした (笑)

 

外観は、以前作ったN.Amatiモデルの型を改造しA.Stradivariモデルに。

f字やスクロールは1711年の”Duport”ですが全体的には1700年の”Cristiani”に近いフォルムでごちゃまぜ。
見た目とニスの質感は、若干「アンティーク風」です。

全体はこんな感じ

(正面の感じ)

裏板は

(裏板の感じ)

最近よく聴くチェロの演奏は、A線ハイポジ高音部がなんだか甲高く聞こえてチェロっぽく(?)無いのが多いように感じるので、このチェロはなるべく穏やかな高音になるように作りました。

(アーチの感じ)

各寸法はいわゆるフルサイズで標準的な寸法です

(以下、各寸法)

胴長 755mm アッパーバウツ 343mm ミドルバウツ 232mm ロワーバウツ 444mm

横板高さ(ネックサイド) 116mm  (エンドピンサイド)119mm

STOP長 400mm ネック長 280mm 弦長 690mm 駒高92mm

 

出来立てでまだまだ音はこれから出てくると思いますが、なめらかな音質で弾きやすく響きの佳い一台に仕上がりました。