「関西弦楽器製作者展示会」に出展予定でしたバイオリン
デルジェス 「イル・カノーネ」のコピーモデルです。
ご存じのようにこのバイオリンのオリジナルはかのニコロ・パガニーニが愛奏したことで有名です。
今回その「イル・カノーネ」バイオリンのデータをできるだけ詳細に再現し、このバイオリンがどんな「声」をしてるのかを確かめようと製作してみました。
ただしかなりマッチョな出来なので演奏者を選ぶかもしれません。
ガンガン弓圧をかけて弾きたい人向けですね。弾きこんでいけば「質量感のある音質」に育っていくことと思います 。
さて、肝心の音ですが、裏板の最大厚さが7ミリ近いこともあり「重すぎる新作」として鳴り方に不安がありましたが、全体に厚いのでバランスが取れているのか、思ったより良く鳴ってくれます。YouTubeなどにアップされている演奏動画にやはり音質は似ている気がします。
ちょっと見慣れない「異形」の渦巻きの形ですね。そしてスクロールの背面には「お約束」の封蝋が付いています。。。